ベルソムラの副作用は? 飲み合わせの注意点も解説

睡眠のお悩みを抱えている方に、処方されることの多い「ベルソムラ」。
ベルソムラには覚醒中枢のはたらきを抑える効果があるとされ、自然な入眠が期待できます。

便利なベルソムラですが、副作用はゼロではありません。
もし心や体に異変を感じたら早めに専門医に相談しましょう。

またお薬を服用されている方は、飲み合わせもご注意ください。
医師の診察を受けるときにあらかじめ伝えたり、お薬手帳を見せるのが良いでしょう。

ベルソムラの副作用とは?

ベルソムラの副作用は、いくつか報告されています。
人によって症状はさまざまですが、代表的なものは「傾眠」「頭痛・疲労感」「悪夢」の3つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

傾眠

ベルソムラは睡眠薬ですから、眠くなるのは当然といえるかもしれません。しかし、人によっては持続時間が長すぎる場合があるようです。
ベルソムラの効果持続時間は6~8時間が目安とされています。一般的に、就寝前に服用すれば、朝方には効果が薄れ、すっきり目覚められるはず。しかし薬の効果にはある程度の個人差があるため、朝になっても眠気が続いたままですっきりしない……というケースもあるようです。

脳がほとんど眠った状態だと、日常にも悪影響が及びかねません。場合によっては重大な事故や怪我につながる恐れがあるので、眠気が続いていると感じたら、早めに医師に相談しましょう。

頭痛・疲労感

頭痛は、ベルソムラに限らず、ほとんどの睡眠薬でみられる副作用です。人によっては疲労感としてあらわれることもあります。
軽度な症状であれば、時間とともに改善することが大半です。しかし症状が重かったりいつまでも続いたりするようなら、医師に相談することをおすすめします。

悪夢

悪夢は、ベルソムラの特徴的な副作用といわれています。
人間が夢を見るのはレム睡眠の最中ですが、ベルソムラはレム睡眠を抑制しません。つまり夢を見やすくなるのです。
従来の睡眠薬はレム睡眠を抑制するものがほとんどだったので、「夢を見ることなく朝を迎える」という方が大半でした。そのためベルソムラに切り替えると「急に夢を見るようになった」と驚くことが珍しくありません。

しかし、ベルソムラを服用しても悪夢を見ないケースもあります。それは、本質的な睡眠障害や不眠による服用の場合。「睡眠の質の改善」を目的にベルソムラを服用すると、自然に心地よく眠れるでしょう。
一方で、悩みやストレスから来る不眠の場合は要注意。ベルソムラを服用すると夢を見やすくなるので、抱えている「問題」が悪夢となってあらわれるケースがあるのです。

日中に苦しんで、寝ている間も苦しんで……となると、心も体も疲れてしまいます。悪夢を頻繁に見てつらいようなら、無理をせずに医師に相談しましょう。

その他の副作用

副作用として「傾眠」「頭痛・疲労感」「悪夢」の3つがよく報告されていますが、その他にもいくつか事例があがっています。

人によって症状は異なりますが、たとえば
動悸、悪心、嘔吐、浮動性眩暈、睡眠時麻痺、睡眠時随伴症、入眠時幻覚、傾眠時幻覚、異常な夢、激越、皮膚そう痒症、夢遊病、不安
……などの症状があれば、早めに医療機関にかかることをおすすめします。

ベルソムラとの飲み合わせも注意

今、他に服用しているお薬はありますか?
お薬の種類によっては、一緒に飲むのを避けたほうが良いものも。
心配であれば、お薬手帳を持って医師に相談しましょう。

ベルソムラと一緒に飲むのは厳禁

・インビラーゼ®(サキナビル)
・テラビック®(テラプレビル)
・ビラセプト®(ネルフィナビル)
・イトリゾール®など(イトラコナゾール)
・ノービア®(リトナビル)
・クラリス®/クラリシッド®など(クラリスロマイシン)
・クリキシバン®(インジナビル)
・ブイフェンド®(ボリコナゾール)
など

これらのお薬は、ベルソムラの有効成分にアプローチして、代謝を阻害したり血中濃度を上げたりして、副作用を強く出してしまう恐れがあります。

ベルソムラと一緒に飲むのを避けたほうが良い薬

ベルソムラとの併用は禁止されていないものの、一緒に服用すると、ベルソムラの効果を薄めたり副作用のリスクを上げたりするものもあります。

・中枢抑制剤
・バルビツール酸誘導体
・フェノチアジン系薬剤
など

これらのお薬は、中枢神経を抑制する効果を持っています。ベルソムラも中枢神経を抑制するため、似た効果のある薬の併用にはご注意ください。
なお、アルコールも中枢神経を抑制します。飲酒についても、医師の判断を仰いだほうが良いでしょう。

また、以下の薬もCYPA3(ベルソムラによる入眠⇒覚醒に影響を及ぼす成分)を阻害するとされています。それほど阻害効果は強くないものの、ベルソムラの服用量にかかわるため、医師と相談しましょう。
・ヘルベッサー®(ジルチアゼム)
・ジフルカン®(フルコナゾール)
・ワソラン®(ベラパミル)
など

反対に、CYPA3のはたらきを誘導しすぎて、十分な睡眠効果を得られないとされている成分もあります。
・アプテシン®(リファンピシン)
・アレビアチン®(フェニトイン)
・テグレトール®(カルバマゼピン)
など

ネムリノミカタは、オンライン睡眠外来クリニックです。ベルソムラの副作用に悩んでいる方、睡眠薬を試してみたいけれどどう相談したら良いかわからない方は、どうぞお気軽にご相談ください。専門医と一緒に、自宅で治療をはじめましょう。

ベルソムラの副作用が怖いときは?

ベルソムラは自然な入眠をうながす睡眠薬ですが、副作用も多数報告されているのでご注意ください。

副作用なく入眠するなら、オンライン睡眠外来の院長が開発したサプリメントがおすすめです。「nemurino(ネムリノ)」「mezameno(メザメノ)」「nemurino premium(ネムリノ プレミアム)」の3種類があるので、睡眠のお悩みごとに使い分けましょう。

オンラインストアから購入いただけますが、どれを選べば良いか迷う場合は、オンライン睡眠外来「ネムリノミカタ」にご相談ください。
睡眠の専門医が、あなたの状態やお悩みを聞きながら、最適なサプリメントをご提案いたします。

まとめ

ベルソムラには副作用がありますが、「ベルソムラだから」というわけではなく、睡眠薬にはある程度のリスクがつきものです。もし副作用なしで睡眠を改善したいなら、「ネムリノミカタ」にご相談ください。

オンライン睡眠外来「ネムリノミカタ」は、患者様のお話を丁寧に聞きながら、サプリメントや漢方薬など“薬に頼らない処方”をいたします。
スマートフォンだけで全国どこからでも受診できるので、医師と連携しながら、最初の一歩を踏み出しましょう。

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